本物と偽物を見分けるには３(低価格帯商品)

最後にリングやペンダントなどの一体成形の物の見分け方ですが、これはありません。下手な偽物であれば画像で見分けることも可能かもしれませんが、通常、画像で見分けるのはまず無理であると考えた方良いでしょう。但し、マイナーなモデルであったり、出たばかりの新しい商品であれば、偽物に当たる確率は通常より低くなるかもしれません。

そのため、クロムハーツの中では低価格帯に当たる３,４万辺りの一体成形の商品に関しては、ネットオークションで安く購入できるといっても、リスクを冒すよりも正規店で購入することをお勧めします。

この低価格帯の市場に出回って売れている商品に関しては、一体成形で偽物を製造し易く、さばき易い点から、多くの偽物が出回っている可能性が考えられます。そのため、この低価格商品の偽物をつかむリスクを考えると、ネットオークションで安く買えるといっても、そのメリットはあまりないからです。

しかし、一体成形のリングなどでも、そこそこ高額な商品もあります。そのような商品がネットオークションで安く出品されて気になる場合には、その出品者の現在出品している他の物や、過去の出品物を参考にすることをお勧めします。

その出品者の現在出品している他の物や過去の出品物を見て、ブランド物が多い場合には偽物である確率は低いかもしれません。但しそれは偏見かもしれませんが、ブランドが好きな方は大抵、通常では手が届きにくい物を所有することで陶酔したいという心理があり、簡単に手に入る偽物には興味がなく、本人自身が騙されていない限りは偽物である確率は低いであろうという根拠の乏しい理由にしか過ぎません。

ただ私はヤフーオークションでの評価や、違反商品の申告数よりは出品物を見た方が参考になると思っています。他の取引では高評価の方でも偽物を出品しているのを見たことがありますし、またギャランティが付属していても偽物を出品している場合もあります。

違反商品の申告数も以前は結構参考になると思っていましたが、最近では少しでも怪しいと感じると違反申告する人が増えたような感があります。証明書などが無くて開始価格が低い出品であると、違反商品の申告数が多くなる傾向がありますが、ちゃんと本物を出品しているケースもあります。